目次
社会人でワーホリに行った方へのインタビュー！
先日、3年間勤めあげた保険会社を退職し、カナダにワーホリに行ってきた詩織さんにお話をお伺いしました。
3年間、保険会社で営業として働いていたら、仕事にも慣れて働きやすくなり、しかも給与もそれなりに貰えるので、なかなか一歩踏み出す勇気が持てない人が多いと思います。
でも、そんな中で、しかも全く英語が出来ない状況から、周りが反対するを押し切って退職を決断し、カナダに飛び立った経緯から、出発前の思い、現地生活に関して、そして、1年のワーホリ＆留学期間を終えた今感じることと帰国後の転職活動についてなど、色々な質問に答えていただきました。
会社を辞めてカナダにワーホリした理由
そもそもなぜワーホリしようと思ったのですか？
会社を辞めるという決断には抵抗がなかったですか？
なぜカナダ（ビクトリア）を選んだのですか？
ワーホリする前に不安だったことは？
カナダに行ってからのワーホリ生活について
カナダについてから最初どのように過ごしていましたか？
⇨最初は、語学学校に通っていました。家はホームステイで過ごしていましたよ。実は、途中で学校を変えているんですが、最初の語学学校はすごく日本人も多くて、しかも時期の問題か学生が多くて、意識が違いすぎたので仲良い友人とかも出来ずらかったかも・・・。その後に変更した学校は、日本人も少なくて勉強に集中できるのがよかったです。
住まいに関しては、ホームステイで最初過ごしたあと、多国籍なシェアハウスでハウスシェアをしていました！
どんなシェアハウスだったんですか？
中国人オーナーだったんですが、住んでいる人は「中国人、韓国人、日本人、その他外国人」で、かなりの人数で住んでいましたね！笑 部屋は一人部屋で、キッチンやバスルームがシェアって感じ。家賃が安かったのが決めてです。確か1ヶ月460ドルとかそんな感じでした、光熱費込みで！
カナダでワーホリ生活を始めてから感じたことはどんなことですか？
⇨やっぱり、学生が多くて、社会人辞めてきている私とは、意識が違う人が多く感じたのが最初の印象かなあ。でも、そのおかげで日本人の友達もそんなに多く作ることもなく、外国の方と触れ合う機会が増えたので、英語力は伸びたと思います。
ただ、日本人の学生が多くてっていうのは、ビクトリアっていう土地柄もあると思います。ただでさえ小さい街なのに、交換留学とか留学生受け入れしている高校や大学もあるので。ビクトリアは、バンクーバーからフェリーで1時間半ぐらいのバンクーバー島にある小さい街なんですが、夏はお花が綺麗で、街全体が可愛くてすごく暮らしやすいです！
実際にカナダでは働かれたんですか？
⇨実は、ワーホリで来たのでアルバイトしようと思っていたのですが、本当にアルバイトできるところが少なくて、全然まともに探せませんでした。最終的にカフェレストランみたいなところでアルバイトをゲットしたんですが、入ってみたら仕事はお皿洗いしかしてなくて、英語喋る機会もなかったから辞めたんですよね。それで、アルバイトするってことを諦めました。小さい街に行くと、仕事が見つからないっていう不便さがあるんだなって学びましたね。
そしたら、働かないと決めてからはどう過ごしてたんですか？
⇨カナダのワーホリの場合は、学校に行けるのが6ヶ月と決まっていたので、学生ビザに切り替えました。なので、結局ワーホリしに行ったというより、語学留学してました。約1年間学校に通って英語の勉強をして来たので、それなりに話せるようにはなりました！
カナダの生活でビックリしたことってありますか？
⇨日本と違った物価に面白さを感じました。カナダでは、紙類が異常に高い！トイレットペーパーが8ドルとか10ドルとかしてたりして、ありえないですよね、日本だったら！笑
あとは、街が本当に小さくて、人口もそんなに多くないので、同じ人に同じ日に2回会ったりとかザラでした！悪いことできませんね。笑
カナダのワーホリに掛かった費用や準備方法
カナダのワーホリ（留学）では、トータルどれぐらい掛かったんですか？
最終的にトータルえ掛かったコストは、300万円近くなったと思います。予定よりだいぶオーバーしましたが、人生に一回きりの経験だし、せっかくカナダまで来ているのでに、ここでケチってもダメだなって。もちろん生活費とかは堅実にしてましたが、途中でワーホリではなく語学留学に切り替えたので、これぐらいかかりました。
最初はワーホリの予定だったので、もちろんもっと費用を抑えて考えていました。現地で働くつもりだったし、学校もここまで長く行くとは思っていなくて。でも、お金は掛かったけど、後悔どころか、人生で一度の大きな買い物で素晴らしい経験とスキルを得られたと大満足です。
準備はどうやって進められたんですか？
仕事しながらだったので、ネットで色々調べて、留学エージェントに連絡しました。最初は大手のエージェントに連絡して見たのですが、見積もりがめっちゃ高くて、調べていたら無料エージェントの存在を知りました。
そっちの無料エージェントに頼んだら、最初の見積もりとは大違いで、かなり節約出来ましたし、特にサポートにも問題なかったです。その代わりビザの取得とかは自分でやらないといけなかったので、大変な部分もたくさんありましたが・・・。笑
結局カウンセリング受けることもなく、見積もり作ってもらって、そのままメールでのやり取りで全て手続きあっさりしちゃいました！現地にオフィスがあったのですが、利用したのは書類をプリントアウトしたりするときぐらいでしたね！
帰国後の転職活動はどんな感じでしたか？
転職活動って、本当にタイミングだなって思います。第一志望の最終面接を受けるために、内定もらってたところをお断りしたのに、最終面接の会社ではもう一人の候補者に決まってしまったりして、他の会社でまた進めて行かないといけなかったり。そのとき募集しているボジションが自分にマッチしてるかだったりとか、そのときどんな募集があるかとか、そういったご縁の問題だと思うので、思ってたよりかは少し時間がかかってしまいました。
ただ、留学に行ってたから不利に働いたとか、そういうのは一切感じなかったです。英語を使って働きたいって気持ちがあったので、海外と関わりのある仕事をしている会社を中心に受けました。今回は前職の経験を生かした職種・業界で、それに付け加えて、海外にもクライアントを持つ企業で内定を頂きました。（Kaori：そしたら、留学の経験がプラスに働いて、キャリアアップに繋がったんですね！）
カナダにワーホリ（留学）に行った感想
実際カナダに留学して良かったですか？
⇨それは、すごく良かったです！本当に行って良かったって思います。やっぱりいろんな国の友達が出来たことはかけがえのない財産だし、日本人以外でも悩みの相談に真剣に乗ってくれたりして、そこには国の壁なんてないんだなと思えたことは良かったです！それに、なんか自分に自信がついたし、やれないことはないんじゃないかって、何でもやろうと思えばできるって思うようになりました。（Kaori：私もそれ、全く同じこと思いましたよ、当時！！笑 自信つきますよね。）
英語力もまだまだ足りない部分もありますが、それにしてもかなり成長したと思います。今までは全く出来なくて、見るだけでも嫌だった英語が、今は話せるようになって、転職先もやはり外資系を多く見てましたしね。英語使って働きたいって思えるようになるなんて、留学する前ではありえませんでした。だって、英語の社内文書全部同僚に投げてたようなタイプでしたから！
あとは、やっぱり視野が広がります。よく聞く言葉なのでありきたりかもしれないけど、経験しないとこの言葉の意味って分からないと思います。日本って単一民族国家で、移民も少なくて、日本人にしか囲まれてない環境で、島国日本の思想の中だけで生きているから、知らない間にものすごく思考力やものの味方・捉え方なんかが凝り固まっていると思うんですよね。
でも、カナダで住んで見ると、語学学校なんて自分含めて外国人の集団でしかないし、世界中の全く違った価値観や考え方なんかを目の当たりにするんです。今まで当たり前と思ってたこともそうでないし、新しいものの味方だったり、考え方や捉え方だったりを知れるので、自分自身の視野や思考力の柔軟性を鍛える、いい訓練になったと思います。
それから、自力で異国で生き抜かなきゃいけないってだけでも、自信になっていくんだと思います。案外やって見るとそんなに難しくないし、楽しいのですが、1年間の小さい挑戦の積み重ねで、自分自身分からない間にスキルも自信も身についてるんだと思います。
海外留学やワーホリを悩んでいる人に向けて伝えたいことは？
人生一度きりだし、あとで『行っておけば良かったな』と思う後悔は残り続けるから、行きたいと思った時に思い切ってチャレンジしたほうがいいと思います！
海外に行ったからこそ見える日本の良さや悪さも発見できたり、海外の時間が自分について考える機会にもなると思います！
詩織さんのお話を聞いた私の感想
思い切って海外に飛び出した詩織さん。英語にアレルギー反応示してた彼女が、英語が話せるようになり、英語を使って働きたいと思うようになるなんて、本当に大きな変化だと思います。
英語が苦手でも1年間しっかり英語環境に浸かれば英語力が身について、海外をクライアントに持つ企業で留学経験をプラスに捉えてもらい転職できるのは、これから留学やワーホリしようって迷う社会人の方に、すごく勇気を与えるお話だなあと思いました。
留学って、本当に人生を変える大きなきっかけになります。自分の気持ちに素直になって、自分のしたいことに気付いて行動に起こす力をくれます。その経験には、きっと人生をより豊かにする素晴らしい価値が含まれていると思います。
日本だってこれからどうなるかわかりません。普通に働いて、普通に家庭を築いて、それがずっとある程度安定していてなんて、いつまでそんなのが通用するかなんてわかりません。それが通用しなくなった時に、あの時留学して英語力をつけておけば良かったとか、それだけでなく、自分の心に正直にやりたい仕事につけば良かったなんて思っても遅かったり、若いうちに挑戦するよりハードルは上がります。
こないだ読んだ記事では、30代前半の転職活動では、9社中内定8社もらってた人が、30代後半では20社中3社しか内定をもらえなかったと書いてありました。やりたいと迷っていることを、行動もせずに迷い続けていたら、気付いたら挑戦のハードルがどんどん上がります。
なので、迷っているのなら行動したほうが後悔もないし、行くか行かないかを迷うより、行ってどうするか、どのような留学（ワーホリ）にするかを迷ったほうがいいと思います！
私は、人生に後悔ないようにするため挑戦する人が一人でも多く増えて欲しいし、その挑戦が留学やワーホリだと思う人が、充実して最高の留学・ワーホリ生活を送れるように、全力でサポートしていきたいと思っています！
コメントを残す